神戸DFダンクレー、“右手ブロック”で一発退場 1試合出場停止処分「著しい反則行為」

ヴィッセル神戸DFダンクレー【写真:Noriko NAGANO】
ヴィッセル神戸DFダンクレー【写真:Noriko NAGANO】

磐田戦の終盤、ライン手前で決定機を阻止 PKから痛恨失点で1-1ドロー

 Jリーグは3日、J1ヴィッセル神戸のブラジル人DFダンクレーが第14節ジュビロ磐田戦で“右手ブロック”により一発退場となった行為に対して、1試合停止処分を発表した。「著しい反則行為に該当」としている。

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 試合は開始2分、こぼれ球に反応した神戸FW三田啓貴が相手ペナルティーエリア内で磐田GKカミンスキーに倒されてPKを獲得。同3分、これを元スペイン代表FWダビド・ビジャがゴール右に流し込み、今季6ゴール目をマークして神戸が先制した。

 後半に入り粘り強い守備を見せていた神戸だが、後半アディショナルタイム1分に悲劇のドラマが待っていた。磐田の猛攻に晒されるなか、MF荒木大吾がエリア内に侵入してクロス。神戸GK吉丸絢梓が飛び出して触るも、ボールはゴール方向へ。ダンクレーが倒れこみながら決死のクリアでピンチを阻止した。

 しかし、そのクリアボールが再び荒木に渡ると、そのまま中央へクロス。GK吉丸が反応したが、バウンドしたボールが倒れていたダンクレーの元に飛んだ。クリアできる体勢になかったダンクレーは思わず右手を出し、バレーボールのスパイクのようにはじき返したが、この行為により一発退場。相手にPKを献上し、終了間際の失点でドローに終わっていた。

 Jリーグは3日、「第14節の試合で起きた行為に対し、ダンクレー選手の処分を下記のとおり決定」と発表。15日の第15節FC東京戦を対象に1試合の出場停止処分となった。処分理由を次のように説明している。

「(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手の、ゴールに向かっていたボールを意図的に右手で止め、決定的得点機会を阻止した行為は、『著しい反則行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」

 次節、守備の要が欠場する神戸はFC東京戦で勝利を手にすることができるだろうか。

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