U-20日本代表、負傷2選手が離脱…帰国の途へ 8強入り目指すチームに大きな痛手
イタリア戦で負傷の田川亨介と斉藤光毅が離脱 診断結果は後日、所属クラブより発表
U-20日本代表は現地時間29日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)のグループリーグ突破を決めたなか、ここまで3試合すべて先発出場を果たしていたFW田川亨介(FC東京)、MF斉藤光毅(横浜FC)が負傷により代表チームからの離脱が決まった。ポーランドを離れ、所属クラブで診断を受けるという。
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田川、斉藤光の2人は、今大会で精力的なプレーを披露していた。田川は26日のグループステージ第2戦メキシコ戦で、1得点1アシストのハイパフォーマンスを見せてチームの勝利に大きく貢献。しかし、迎えたイタリア戦。序盤からスピードを生かしたランニングで相手を翻弄していたが、前半20分にスプリントをした際に太ももを負傷。担架で運ばれ、ピッチを後にしていた。
また斉藤光も初戦から先発出場を続けてアグレッシブなプレーを披露。得点こそ奪うことはできなかったが、絶え間ないハードワークでチームを助け、勝ち点獲得に貢献していた。だが、イタリア戦で斉藤光も相手と接触した際に負傷。こちらも負傷交代を余儀なくされている。
翌日、精密検査を行った結果、離脱が決定。正式な診断結果などは後日、所属クラブから発表される予定となっている。協会を通して田川は「この大会は特別な思いで臨んだ大会でもあったので非常に残念ですが、一緒にこれまで戦ってきた仲間を信じて日本から応援します」とコメント。また斉藤光は「3試合共に戦って、次からの決勝トーナメントで一緒にいられないのは残念です。自分はこのチームは優勝できるほどの力を持っていると思います」とコメントを残し、帰国の途についた。
今大会はMF久保建英(FC東京)やFW安部裕葵(鹿島アントラーズ)といった世代屈指のアタッカーがA代表への引き上げのために招集外となっていた。そのため田川や斉藤光に懸かる期待も大きかっただけに、影山ジャパンにとって大きな痛手となる。
ここまで1勝2分と無敗で決勝トーナメント進出を決め、今後の戦いが注目されていた日本に暗雲立ち込める2人の離脱。彼らの思いを胸に、残ったメンバーはどんなパフォーマンスを見せるのか。日本は現地時間6月4日、8強入りを目指してラウンド16に挑む。
(FOOTBALL ZONE編集部)