モウリーニョの後任候補にマンチーニ急浮上 チェルシー再建にうってつけの人心掌握術

今季セリエAで優勝争い

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、今季15位と成績不振によって解任危機に立たされている。そして、その後任候補に日本代表DF長友佑都の所属するインテルのロベルト・マンチーニ監督が急浮上している。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」が報じている。

 マンチーニ監督はインテルで2005年からセリエAを3連覇し、マンチェスター・シティでも2011年にクラブ史上初のプレミア制覇を達成するなど抜群の実績を誇っている。昨季途中で就任したインテルでは欧州のカップ戦出場を逃したが、大型補強を実現した今季は首位フィオレンティーナと勝ち点24で並んでいる。

 マンチョの愛称で知られる指揮官は、今季終了後の就任は検討するものの、今季中の移籍に関しては否定的だという。ビッグネームのそろう強豪で人身掌握術にも定評がある。

 今季序盤放出候補の長友を戦力外状態にしていたが、練習でのアピールなどによって再び先発に抜てきした。昨季は故障の連続で苦しんでいたダイナモの高いパフォーマンスを引き出している。選手の心がすでに離れていると、イングランドメディアでリポートされているチェルシー再建にはうってつけの人材かもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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