窮地に立つミランの10番 サッスオーロ戦MVPにイタリア全紙が本田ライバルを選出

チェルチ本人も復活に手応え

「トゥット・スポルト」紙も、「チェルチが灯りをともした」と特集。6.5点の高評価で、寸評でも「ブーイングを浴びていたが、唯一前半のミランに着火しようとしていた。バッカにPKでのゴールをもたらした。イルミネーションだった。後半にまた仕掛けたが、コロンビア人のペゴロが壁となって抑えた。2−1となるCKのチャンスも手にした」と、前方に仕掛ける積極姿勢が現在のミランで高く評価されている。

本田と交代で後半44分にピッチを後にしたチェルチは、「観客から拍手されて嬉しかった。サポーターに感謝している。ミランでの経験は自分を強くする。これまで難しい時期を送っていた。そこから抜け出そうとしている。ベンチにいることが多かったが、一度も文句を言わなかった。最後にはプレーチャンスが与えられると分かっていたから。こういう時期には唯一、自分の色を押し出すこと。2、3試合もプレーすれば、まもなく本当のチェルチを見てもらえると思う」と、復調に力強い手応えを示している。

シニシャ・ミハイロビッチ監督から「違いを見せた」と評価され、地元メディアにも称賛された左利きのアタッカーは、4-3-3システムの右ウイングのポジションを確保した様子。昨季までミランで本田が定位置としていた右サイドは、今季序盤にベンチを温めてきたチェルチに実力で奪われた格好だ。4試合連続でスタメン落ち、1年以上リーグ戦で無得点の背番号10は、この窮地を脱出できるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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