優勝の望みをつなぎイングランド戦へ　「Ｗ杯を見据えて観察することもある」

　さらに同40分にはペナルティーエリア内に進出した途中出場のMF長谷川唯が、右足のシュートフェイントから左足でGKの逆を突くシュートを決めて突き放し、3-1とリードを広げて勝利。大会2戦目で初勝利とした日本は、第3戦のイングランド戦に優勝の望みをつないだ。

　試合後の高倉監督は「選手をいろいろな形で試すなか、アメリカとは違うタイプのチームとの対戦で、我慢して勝ちを引き寄せるゲーム展開を望んだ。交代選手含め、90分で勝利できたのは良かった。こういった経験を積みながら力をつけてほしい。よく耐えてくれた」と選手を称えた。そして、イングランド戦に向けて「勝利を大前提にしながら、Ｗ杯を見据えていろいろなことを観察することもある。90分で勝利することを見据え、交代選手も含めて戦いたい」と、6月の女子Ｗ杯のグループリーグでも対戦する相手との一戦を見据えた。