「違う、違う!」 病み上がりのエースFW大迫、ベトナム戦翌日の練習でなぜ連呼?
ベトナム戦で後半27分から途中出場、翌日のトレーニングで居残りのシュート練習実施
日本代表は24日のアジアカップ準々決勝でベトナムに1-0と勝利し、28日の準決勝イラン戦に向けて再び動き出した。一夜明けた25日に、ベトナム戦ベンチスタートの11人がグラウンドでトレーニングを実施。病み上がりのエースFW大迫勇也(ブレーメン)が「違う、違う!」と声を上げる場面も見られた。
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ベトナム戦翌日、先発組は宿舎で調整となった一方、残る11人はドバイでトレーニング。約1時間半にわたって汗を流し、ベトナム戦で後半27分から途中出場した大迫もともにメニューをこなした。
大迫は昨年末の国内合宿から右でん部痛で別メニュー調整が続き、グループリーグ第1戦トルクメニスタン戦の出場が危ぶまれるなかで先発。0-1と劣勢のなかで連続ゴールを決めるなど3-2の逆転勝利に貢献した。しかし、その代償として右でん部痛が再発。別メニュー調整となり、第2戦から3試合連続で出場を見送っていた。
ベトナム戦での先発も予想されたが、「まだ90分プレーができないということで、交代の時間帯を考えた」と森保一監督は途中投入の理由を説明している。ベトナム戦では安定したポストプレーを披露するなど、短い出場時間のなかで存在感を放った大迫は、翌日の全体トレーニングでも軽快なプレーを披露した。
ミニゲーム形式のトレーニングでは、GK東口順昭(ガンバ大阪)が足下で慌てた対応を見せると、「落ち着け!」と一言声をかけていた大迫。シュート練習では思い切り両足を振り抜き、強烈な一撃でネットを揺らす。しかし、時折シュートの感覚に納得がいかないのか、「違う、違う!」と声を張り上げている。まだ万全とは言えない状態のなか、全体練習後には居残りでシュート練習を実施し、キックの感覚を確かめるように何度も両足を振り抜いた。
準決勝の相手は、今大会5試合で12得点無失点の強敵イラン。満を持して大迫が先発復帰し、堅守をこじ開ける場面が見られるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)