歴史的ゴールラッシュのレバンドフスキが語るストライカーの心得とは 「辛抱強くあること」

2枚看板不在が奏功した配置転換

 9分5秒で5得点というブンデスリーガ記録を樹立したバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、最近のリーグ2試合7得点と大爆発している。ストライカー爆発の裏にはペップ・グアルディオラ監督のシステム変更があるという。米テレビ局「ESPN」が報じている。
 リーグ7戦全勝中のバイエルンの1トップとして活躍するレバンドフスキはこう語った。
「チームが調子がいいのはいいこと。でも、好調だからといって、ハードワークをやめることはできない」
 バイエルンの2枚看板とも呼べるフランク・リベリー、アリエン・ロッベンというワールドクラスのウインガーの故障離脱による、メンバー変更が奏功しているという。
「ダグラス・コスタとコマンが両ウイングにいるので、多くのクロスが出てくる。だからボックス内でチャンスが生まれている」
 リベリーとロッベンは圧倒的なスピードから中央にカットインし、ゴールを伺う。一方、新加入のコスタ、キングスレー・コマンの2人は両サイドをえぐり、クロスを連発する。ターゲット役のレバンドフスキにはゴール量産のチャンスが増えているという。
「トーマス・ミュラーがセカンドストライカーのように、すごく近いところでプレーしていることもすごく助かっている。4バックと2ボランチを相手にボールをキープすることは難しい。近い位置に連係を取れる選手がいてくれれば、すごく楽になる」
 レバンドフスキは、自らの得点量産をそう分析した。今季2人で7試合16得点を決めているが、2人の合計得点は昨年の同時期に比べて倍増しているという。

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