若手の心に届く先輩たちの思い　「僕たちはもっとやらないといけない」

　世代間の融合がテーマの一つとなっているなか、DF長友佑都（ガラタサライ）やDF吉田麻也（サウサンプトン）、大迫らロシア・ワールドカップ組から、若手へ発破をかけるような言葉が飛んでいる。それは単なる苦言というより、若手の能力を最大限に引き出すための助言だ。ベテラン勢が中心となり、若手に伸び伸びとプレーさせる雰囲気作りを意識している。

　そうした先輩たちの思いは、若手の心へと間違いなく届いているようだ。堂安の言葉が何よりも雄弁に物語る。

「先輩たちが若い選手たちにもっと遠慮せずにやってほしいと言ってくれているのであれば、僕たちはもっとやらないといけない。これ以上にやりやすい環境はないと思っているので、俺らが優勝させたるぐらいの気持ちで、若い選手全員でやりたいと思う」

　堂安は感謝を口にしながら、恩返しの活躍を誓った。

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