原口のPK奪取&長友の“ハンド疑惑”に英記者が持論 「幸運と断言することはフェア」
チャーチ氏は長友の腕にボールが当たった場面は「正当なPKが与えられるべき」と分析
森保一監督率いる日本代表は、13日のアジアカップ・グループリーグ第2戦でオマーン相手に1-0で勝利した。前半28分にMF原口元気(ハノーファー)が自ら得たPKを決め、これが決勝弾となった一方で、前半終了間際の自陣ペナルティーエリア内でブロックに入ったDF長友佑都(ガラタサライ)に“ハンド疑惑”が浮上し、海外メディアでも大きく報じられた。
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かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏は、オマーン戦で日本が得たPKと見逃された“ハンド疑惑”について持論を述べている。
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オマーンのMFラエド・サレフが大きく振り下ろした足が原口に接触した場面、日本のPKに値しただろうか? リプレーを見る限り、日本にこの判定がもたらされたのは確かに幸運だったようだ。この接触はペナルティーエリア外で起きたようにも見えるし、実際に原口と接触していないようにも見える。しかし、サレフのキックは非常に荒々しく、向こう見ずなプレーであったことは確かだ。ファウルを与えられてしまっても、驚きというわけではない。
一方で、前半終了間際に日本のペナルティーエリア内で起きたことについて、オマーンには正当なPKが与えられるべきだった。しかし、長友がハンドを犯した場面、レフェリーが立っていた視点からボールが左腕に当たったと判断するのは難しかったようだ。長友がシュートから体を背ける体勢で、ボールの方向へ腕を動かさなかったためだ。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。