4日間で2人を負傷させたメキシコ代表DF 「殺りく者じゃない」と擁護の声も

物議醸すモレノのプレー

 PSVのDFエクトル・モレノが、わずか4日間で2人の選手を負傷させて物議を醸していると、米メディア「ESPN」が紹介した。
 モレノは15日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ第1節マンチェスター・ユナイテッド戦で相手DFルーク・ショーに両足タックルを行い、右足骨折の重傷を負わせた。酸素マスクが施されるほどの事態となり、ルイス・ファン・ハール監督は「悪質極まりないタックル」と怒りをあらわにした。
 モレノの危険なタックルが物議を醸す中、4日後の19日に行われたエールディビジ第6節ヘラクレス戦でも再び事件は起きた。
 後半28分に相手 FWウサマ・タナーネに対し、遅れたタイミングでチャージを決行。この接触でタナーネは負傷交代を余儀なくされたのだ。
 短期間で2人の選手を負傷離脱に追いやったモレノは大バッシングにさらされている。その一方で、AZなど数多くのオランダクラブでプレーし、現在は解説者を務めるハンズ・クライ氏は、モレノのプレーについて「正当なタックル。彼は殺りく者じゃない」と擁護の姿勢を示した。
 モレノ自身は「運が悪かった」とこの一連の出来事を振り返っている。彼を取り巻く騒動は、まだしばらく物議を醸すことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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