「日本の守備に疑問符」 韓国メディアが格下相手の2失点に警鐘「あまりにも簡単に…」

格下相手に初戦の難しさを痛感させられる形となった日本代表【写真:AP】
格下相手に初戦の難しさを痛感させられる形となった日本代表【写真:AP】

初戦で格下トルクメニスタンに3-2と辛勝

 日本代表は現地時間9日、アジアカップのグループリーグ初戦でトルクメニスタンと対戦し、3-2で競り勝った。FIFAランキング50位の日本が、同127位のトルクメニスタンに思わぬ苦戦を強いられることになったが、韓国のスポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は「日本の守備に疑問符」と不安要素を指摘している。

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 日本は前半26分にトルクメニスタンMFアルスラン・アマノフに強烈なミドル弾を叩き込まれ先制されたが、後半11分、15分とFW大迫勇也が立て続けにゴールを決めて逆転すると、同26分にはMF堂安律が追加点を奪い3-1に。同34分にトルクメニスタンにPKを決められ1点差に詰められたが、なんとか勝ち点3をもぎとった。

 辛勝発進となった日本の戦いぶりについて、「SPOTVニュース」は「負けかけたが、日本のパスプレーは健在だった。ただ、守備に関しては疑問符がつく」と報道。「グループFで1位候補の日本と“最弱”に分けられるトルクメニスタンとの試合は意外なスコアだった。パスプレーが主体の日本のサッカースタイルは健在で、3ゴールすべてはパスプレーから生まれたものだった」と、3得点を生み出した日本の攻撃には一定の評価を与えた。

一方、守備に関しては課題が残ると指摘しており、「あまりにも簡単にボールを奪われるシーンがあったし、トルクメニスタンの鋭い一本のパスで守備ラインが崩れるシーンも見られた」と伝えている。

 格下相手に初戦の難しさを痛感させられる形となった日本。過去、4度の優勝を誇るものの、同メディアは「今回の大会は容易ではないようだ」と、次戦オマーン戦(13日)以降も厳しい戦いが続く可能性を指摘していた。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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