「日本のアジア杯優勝に危機」 韓国メディアが“10番”中島翔哉の負傷離脱に注目

アジアカップの日本代表メンバーから負傷離脱となったMF中島翔哉【写真:Getty Images】
アジアカップの日本代表メンバーから負傷離脱となったMF中島翔哉【写真:Getty Images】

森保ジャパンの中核を失い「戦力ダウンは不可避」 代替招集の乾の実力も認識

 アジアカップの日本代表メンバーから、背番号「10」をつけていたMF中島翔哉が負傷離脱したニュースは、優勝を争うライバルである韓国でも大きく取り上げられている。

 スポーツ・芸能ニュースサイト「OSEN」は、記事の冒頭から「(日本の)アジアカップ優勝に危機が迫った。看板選手の離脱で、日本代表の優勝に非常事態が起こった」と伝えた。やはり日本の背番号「10」離脱の穴は大きいと見ており、「戦力ダウンは不可避だ」と指摘。実際に中島は昨年9月の森保一体制発足以降、5試合のうち4試合に出場し、1ゴール3アシストを記録しており、チームに不可欠な存在であるのは間違いない。記事では「アジアカップでの戦い方やプランの変更を余儀なくされるだろう」と、チームの戦い方が変わると予想している。

 ただ、ロシア・ワールドカップ(W杯)で2ゴールを奪うなど、入れ替わりで追加招集されたMF乾貴士(ベティス)の実力も把握しており、「クラブチームではレギュラーポジションを勝ち取っていないが、アジアカップでは中島の穴埋めが期待されている」と伝えている。

 W杯後の新生日本代表の躍進を支えてきた中島の離脱は、チームにどのような影響を及ぼすのか。韓国メディアも注視している。

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(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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