全勝キープのバルサ 長期離脱のチームメートにささげた勝利

ラフィーニャのユニホームを掲げてエール

 バルセロナはリーガ・エスパニョーラ第4節でレバンテと対戦し、4-1で圧勝した。この試合で得点を決めた選手が、UEFAチャンピオンズリーグのローマ戦で右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷に倒れたラフィーニャのユニホームを次々と掲げてエールを送った。
 
 試合は、後半5分にDFバルトラが先制ゴールを挙げた。すると、ベンチのMFイニエスタから背番号「12」のシャツを手渡されると、バルトラはこれを高く掲げた。長期離脱で苦しむラフィーニャへ、このゴールをささげた。同11分には2点目を決めたFWネイマールもバルトラに続いた。同胞ラフィーニャ のユニホームを手にしただけでなく、自分の指で数字の「12」を表して、チームメートの早期回復を願った。
 
 後半にはエースのFWメッシが2点を加え、4-1で勝利した。苦境に立たされるチームメートに贈る大勝で、バルセロナがリーグ内唯一の全勝をキープ。強い団結力を持ったチームは今季も圧倒的な強さで駆け抜けている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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