ベンゲルが犬猿の仲の宿敵を擁護!? モウリーニョ率いるチェルシー不振に「起こりうること」

昨季王者チェルシーとの大一番

  アーセナルのアーセン・ベンゲル監督はジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーの大不振に対して同情の声を上げている。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。
 アーセナルは19日にプレミアリーグ第6節チェルシー戦を迎える。優勝争いを演じる上で大一番となる試合だが、ベンゲル監督は開幕5試合で3勝1分1敗の4位とまずまずのスタートを切った一方、モウリーニョ監督のチェルシーは1勝1分3敗で17位とスタートダッシュに完全に失敗した。
  しかし、ベンゲル監督は犬猿の仲としても知られるモウリーニョ監督とチェルシーの低迷に対し、「彼の状況について多くを話したくはない」と前置きしつつ、珍しく擁護とも受け取れる発言を口にしている。
「それは起こりうることだ。それに、まだシーズン序盤であることを忘れてはいけない。まだ5試合しか戦っていないのだから。現時点でチェルシーがどの位置にいるかを考えるのは良くない。それは早すぎる判断だ」
 フランス人智将も長年ガナーズを率いてきた中で、開幕からスタートダッシュに失敗してきたシーズンも少なくなかった。それをネタにモウリーニョ監督からは散々悪口雑言を受けてきた。アーセナルは今季欧州チャンピオンズリーグ初戦敵地のディナモ・ザグレブ戦で主力を温存しながらFWジルーの退場処分というよもやの痛手を被り、1-2で敗れている。
 自身もメディアから厳しい批判を浴びていることもあり、集中砲火のスペシャル・ワンの現状には共感を禁じ得ないところであるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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