ベイルがCL初戦で負傷 ウェールズ58年ぶりのメジャー大会出場に黄色信号!?

気になるエースの状態

 レアル・マドリードのFWギャレス・ベイルは、UEFAチャンピオンズリーグのシャフタールドネツク戦で負傷交代していた。チームは4-0で快勝する中、DFセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランも負傷するなど、不安も残している。
 レアルは公式サイトで、ベイルの負傷に関する公式声明を発表。病院での検査の結果、左ふくらはぎのヒラメ筋を負傷したと発表された。ただし、全治については明らかになっておらず、スペイン地元紙「マルカ」などでは長期離脱の可能性も懸念されている。
 今季は好調を維持しているだけにレアルにとって大きな打撃になることは 間違いないが、仮に1カ月以上の離脱ともなれば、ベイルの母国ウェールズにとっても深刻な問題をもたらす可能性が出てくる。ウェールズは、10月10日、13日に2016年の欧州選手権へ向けた予選のラスト2試合を残している。FIFAランキングを9位まで上げ、強豪国の仲間入りを果たしている同国をけん引するのはこのレフティーだ。ボスニア・ヘルツェゴビナ、アンドラと戦うこの2戦で、勝ち点1でも獲得できれば本大会出場が決まる状況とはいえ、油断は禁物だろう。
 最後の最後まで何が起こるか分からない勝負の世界。ウェールズは58年ぶりのメジャートーナメント出場へ、絶対的エースを欠いての戦いを覚悟しておく必要があるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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