プレミアリーグ最大の危機 モウリーニョはライバルのつまづきに「悲しい」
4クラブ中3クラブが黒星スタート
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)におけるプレミアリーグ勢の不振に危機感を募らせている。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。今季、プレミアリーグからはチェルシー、マンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドがCLに参戦。しかし、チェルシー以外の3クラブは黒星スタートを余儀なくされた。
16日に行われたCLグループステージ第1節マッカビ・テルアビブ戦を4-0で勝利したモウリーニョ監督は、プレミア勢のスタートダッシュ失敗を快く思っていないようだ。
「悲しい。ハッピーでない結果だ。マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルにはプレミアリーグでつまづいてほしい気持ちはある。だが、CLで負けるのは全く望んでいない。今季は、イングランド勢にとって、散々だったシーズンの翌シーズンだ。うまく入るべきだった。初戦を消化し、イングランド勢で合計12ポイントを勝ち取ることが可能だった。しかし、結果的には3ポイントしか獲得していない。これは、イングランドサッカー界にとっては明らかにバッドニュースだ」
昨季は決勝トーナメント1回戦で全てのプレミア勢が姿を消す大失態を演じており、近年、欧州の舞台で不甲斐ない結果を残し続けている。CL出場枠を4つから3つに“格下げ“される可能性すら報じられているほどだ。近年、放映権ビジネスの成功などにより、ピッチ外でのプレミアリーグは過去にない大成功を収めている。しかし、ピッチ上に目を向ければ欧州の舞台で未曾有の危機を迎えているようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images