赤い悪魔の新鋭イングランド代表DFがCL開幕戦で迎えた悪夢 右足骨折で長期離脱へ 

ピッチ上で酸素マスクを施される重傷

 マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFルーク・ショーが、敵地で迎えた15日のUEFAチャンピオンズリーグ初戦のPSV戦での前半15分、ドリブル突破を図った際に相手のメキシコ代表DFモレノの危険なタックルを受け、右足を骨折する重傷に見舞われた。試合は1-2でユナイテッドが敗れている。

 その瞬間、フィリップススタディオンは沈黙に包まれた。今季公式戦の全8試合に先発した充実のショーが激しいタックルを受け、宙を舞った。ピッチ上で10分間治療を受けた20歳の新鋭には酸素マスクが施された。重傷であることは誰の目にも明らかだった。

 ピッチから搬送される際には敵地サポーターから回復を祈る拍手も起きた。英BBCによると、ショーは骨折で手術を受けるためにマンチェスターに戻ることになると発表。腓骨と脛骨の骨折である可能性が高いという。

 ショーはツイッターに寄せられた無事と回復を祈るメッセージに対し、感謝の言葉を残している。

「メッセージをくれた皆さんありがとう。言葉ではどこまで落胆しているか表現できない。僕の回復への道のりは今始まった。強くなって帰ってくるよ」

 開幕序盤に好調だったユナイテッドでその才能を開花させたショーだが、不運なアクシデントで長期離脱を余儀なくされた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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