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3年目のジンクス指摘にモウリーニョ激昂 記者会見で「ググってこい!」
報道陣の「3年目はいつも間違った方向に進んでいる」にカチン
不振に苦しむチェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が記者会見場で吠えた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦マッカビ・テルアビブ戦に向けた前日会見の場で指揮官の“急所”を突いてきたメディアに対して、「グーグルで調べてこい!」と逆ギレしている。英地元紙「ガーディアン」などが報じている。
スペシャル・ワンの逆鱗に触れた質問とは、1つのクラブを指揮した際のシーズン3年目に苦しむジンクスについて聞かれたもの。記者から「3年目はいつも間違った方向に進んでいる」と指摘されると、これに敏感に反応した。
「ポルトでは3年目のシーズンはなかった。インテルでも3年目はない。最初にチェルシーを率いた時はFAカップとリーグカップを制し、CLは準決勝まで行った。レアル・マドリードでは(スペイン・)スーパーカップを勝ち取った。国王杯では決勝で敗れたが、CLでも準決勝に進出している。これが私の3年目のシーズンだ」
ポルトガル人指揮官はこれまで成し遂げてきた功績を並べて記者に反論。そして、続けてこう言い放った。
「バカげた質問をするんだら、代わりにグーグルで調べて来い」
これまで数々の栄光を勝ち取り、名声を手にしてきた指揮官はこう一喝した。だが、チェルシー一時政権ではリークカップと FAカップを手にしたが、リーグ3連覇を逃してオーナーのロマン・アブラモビッチ氏との関係が悪化。翌シーズンの退任劇につながった。レアルでも3年目はリーグ、国王杯、欧州CLでいずれも無冠に終わっており、栄光の階段を突き進んできた名将にとっても「3年目」というワードは、今回の過剰反応から見ても痛いところなのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images