マンU、欧州CL初戦で負傷離脱の大黒柱ルーニー代役に最強のクロスマシーン浮上

英代表MFヤング「監督がFWでのプレーを求めるならイエス!」

  マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFアシュリー・ヤングが太もも裏の負傷によりUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の初戦PSVの欠場が決まった主将のイングランド代表FWウェイン・ルーニーの代役に名乗りを上げた。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
  今季も大型補強を展開したルイス・ファン・ハール監督の下、レギュラーが確約されていないヤングだが、指揮官とチームへ絶対的な忠誠心を持っている。そして、ベンチ要員となることもいとわないという。
「選手なら誰だってスターティングイレブンに入りたいと思う。でも、僕は違う。できるだけ出場したいと思う。リバプール戦(3-1)でもベンチスタートだった。それでも監督に自分の力を証明したいし、100パーセントを尽くす準備はできている」
 ファン・ハール監督はリバプール戦でデビューゴールを挙げた19歳の今季新加入FWアンソニー・マルシアルについて「彼にはまだ時間が必要」とスタメン起用については慎重な構えを見せている。そのため、複数のポジションをこなせるヤングがルーニーの代役になる可能性も浮上している。
「監督が僕をFWでプレーするのを望むのなら、もちろん、イエスと答えるよ。僕はたくさんのポジションでプレーできるし、監督の下ではFWもMFもやったことがある。監督は僕がその位置(FW)でもプレーできると分かっているはずだ。彼は以前にそう言っていた、(ポジションは)監督次第だろう」
 本職のサイドMFだけでなく、昨季は3-5-2システムで両ウイングバックとして起用された。さらに、システムを4バックに変えてからは、サイドバックも経験。高いユーティリティー性を備えており、サイドを駆け上がり、巨漢ベルギー代表MFマルアン・フェライニの頭にめがけてセンタリングを連発するクロスマシーンと一時化している。
 抜群の献身性でチームに貢献するヤングもすでに30歳。新境地開拓へ意気込みを見せている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング