超高難度なC・ロナウドの「ランニング隼ボレーシュート」

　そして、忘れてはいけないのがユベントスのロナウドが、第4節の古巣マンチェスター・ユナイテッド戦（1-2）で奪ったゴールだ。当時、スペイン紙「マルカ」は「ユナイテッドへの残忍ボレー」と称賛していたが、この一撃はまさに日本が世界に誇るサッカーマンガ「キャプテン翼」で描かれている「ランニング隼ボレーシュート」だった。スプリントをした状態で後方から来るボールをジャストミートするというのは最高レベルのテクニック。しかも、ロナウドは正確かつ強烈なボールをゴール右隅へ突き刺している。ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアであっても、ボールを見送る以外にできなかった。

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　グループステージだけでも、これだけ素晴らしいボレーシュートが生まれたCLは、やはり個々の選手の技術レベルが高い。その高いレベルを勝ち上がった16チームの戦いとなる決勝トーナメントでは、さらに高難度のプレーが続出することだろう。

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