プレミアデビュー戦で初ゴールの19歳新鋭FWをファン・ハール監督が絶賛

鮮やかなドリブル突破から初ゴール

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が12日の本拠地でのリバプール戦でデビュー戦でいきなりセンセーショナルなゴールを決めたフランス代表FWアンソニー・マルシアルを絶賛した。英BBCが報じている。
 モナコから移籍金総額108億円で獲得した「ティエリ・アンリ二世」と呼ばれる男は、衝撃的なデビューを果たした。2-1とリードした中を途中出場でオールド・トラッフォードに姿を現したマルシアルが後半41分、圧倒的なポテンシャルを示した。左サイドでボールを受けるとドリブル突破。マーカー2人の間をすり抜けるとゴール右隅に冷静に移籍後初得点を突き刺した。リードを2点差に広げ、勝利を決定づける一撃となった。
「彼は最初の3日間でとてもいい印象を残した。だから、私は彼をベンチに置いた。アンソニーのようなゴールを決めるなんて、これ以上望めないと思う。多くの選手が私の下でデビューし、ゴールを決めてきた。だから、これはいい兆候だ」
 オランダ人指揮官は喜色をにじませた。試合前には「次期監督のために獲得した」と語り、将来に向けた投資であることを強調したが、すでに貴重な戦力となっている。
「我々は彼をスカウトして、欲しいと思った。何故なら彼の世代で最高だからだ。だが、彼には時間が必要だ。彼の個性を判断するには3日では時間が短すぎる」
 若手抜擢で定評を持つファン・ハール監督は慎重な姿勢を示しながらも、ナショナルダービーという大舞台での新鋭の大活躍に目を細めていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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