赤い悪魔に心酔するマキロイ

　マンチェスター・ユナイテッドの熱狂的ファンとして知られる男子ゴルフ界のスーパースター、ローリー・マキロイが、ルイス・ファン・ハール監督の能力に疑問を呈している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
　メジャー大会4勝を挙げている北アイランド出身のマキロイは、熱心なユナイテッドファンとしても有名だ。2014年9月の第40回ライダーカップにおいて欧州連合のミーティングにゲスト参加したサー・アレックス・ファーガソン元監督のスピーチを聞き、「彼の言葉の全てに、僕は一種のトランス状態になった」と語るほど、赤い悪魔に心酔している。そんなマキロイだが、この夏も昨季に続き、移籍市場に1億800万ポンド（約203億円）の補強費をつぎ込んだ現在のチームに疑問を投げかけた。
「そのうち新加入選手は活躍すると思うけれど、僕はLVG（ルイス・ファン・ハール）が我々を導くべき正しい人間と確信できない。どのチームもポイントを落としているので、（マンチェスター・）シティが独走するかのように見える。少なくとも欧州の舞台に戻ることができたので、それは良いこと」
　マキロイは、大金を注いでチームをつくるオランダ人指揮官に対して懐疑的な目を向けている。ユナイテッドは今夏、ワールドクラスの実力者であるアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアをパリ・サンジェルマンに放出。代わりにバルセロナのブラジル代表FWネイマールらスーパースターの獲得に動いたが、いずれも実現せず。期待の有望株だが、実績の乏しい19歳のフランス代表FWアンソニー・マルシアルを移籍金総額108億円で獲得した。
　一連の補強政策も忠実なサポーターからの不支持の一因となっているのかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images