決勝T進出を懸けた大一番のPSG戦へ「選手たちはそれぞれの強みについて知っている」

　UEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージも佳境を迎え、第5節最大のビッグマッチとなるのは現地時間28日のパリ・サンジェルマン（PSG）対リバプールだ。両チームともワールドクラスのアタッカー陣を抱えるなか、前日会見に臨んだリバプールのユルゲン・クロップ監督は、PSGが誇る豪華3トップへの対策について“ネット時代”なユーモアある返答をしたと英公共放送「BBC」が伝えている。

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　現在C組は首位リバプール（勝ち点6）、2位ナポリ（同6）、3位PSG（同5）、4位レッドスター（同4）と大混戦で、決勝トーナメント進出を懸けた大一番となる。PSGはフランス代表FWキリアン・ムバッペ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、ブラジル代表FWネイマールの「MCNトリオ」、リバプールはエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノと揃い、撃ち合い必至だ。

　そんななかでクロップ監督はこのように話している。

「もし対戦相手のことについて、私の選手たちが知らないとなれば、試合への準備は難しいものになるだろう。我々は映像を選手たちに与えたよ。でも彼らの世代はたぶん、ムバッペやネイマール、カバーニについてのYouTube動画を50万回は観てるだろう。だから選手たちはそれぞれの強みについて知っているだろうし、自分たちがどこで上回れるか知ってるはずだよ」

　ヨーロッパサッカーにおける分析、統計は日進月歩の勢いで進歩している。ただしそれを有効活用できるかどうかは、ピッチでプレーする選手たち次第だ。もちろんクラブスタッフからも情報を提供するが、自分の目で見た映像からイマジネーションを高めてくれているはず――。その戦術だけでなく、選手の人心掌握にも優れるクロップだからこそ言える言葉なのだろう。