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10代史上最高額も形無し ルーニー、マンU加入の“アンリ2世”に驚き発言
「マルシアルって誰?」
マンチェスター・ユナイテッドの主将を務めるFWウェイン・ルーニーは、今夏に加入した新戦力FWアンソニー・マルシアルの存在を認知していなかったようだ。スペイン紙「SPORT」が報じている。
マンUは移籍市場の最終日にASモナコからマルシアルを駆け込みで獲得した。英メディア「スカイ・スポーツ」によると、移籍金3600万ポンド(約66億円)と報じられていたが、一部のメディアではボーナスを含むと総額7000万ユーロ(約94億5000万円)になると伝えられている。
そのプレースタイルから「アンリ2世」の呼び声も高い逸材だが、リーグ・アンの出場試合は50試合 未満にすぎない。代表招集はされているが、出場経験はいまだない。未知数の19歳の選手に支払う金額としては異例であり、サッカー界を騒然とさせた。
ルーニーに至っては、19歳のストライカーの存在すら認知していなかったようだ。マルシアルとは、フランス代表で同僚のMFモルガン・シュナイデルランが打ち明けている。
「飛行機で移動している時に、ルーニーが僕のところに来て『マルシアルって誰?』と聞いてきたんだ。イングランドでは、マルシアルのことについてあまり報道されることがなかったからね。僕は、実力を備えた素晴らしい選手で、アンリに似ている、と答えたよ」
ティーンエージャーとして史上最高額の移籍金を支払って獲得したマルシアル。ルーニーはその存在すら知らなかった。だが、近い将来、絶対的エースを脅かす存在となるのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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