ミラン前線飽和状態の副作用 超絶テクニックの17歳至宝をマラガに放出へ
モロッコ代表FWハキム・マストールが買い取りオプション付きの2年レンタル移籍
ACミランの至宝といわれ、将来を担うと期待されていたモロッコ代表MFハキム・マストールは、どうやらスペイン1部マラガへ移籍することになりそうだ。ミラン専門ニュースサイト「 milannews.it」によれば、移籍マーケット最終日31日の午後12時現在、ミラノのホテルで交渉中。すでに詳細を詰める段階にあるという。
契約は2年間の期限付き移籍で、マラガは500万ユーロ(約6億7500万円)を支払えばマストールの保有権を買い取りできるオプションが付けられるという。
マストールはU-16イタリア代表で活躍した超絶テクニックを誇る攻撃的MF。しかし、A代表では生まれ育ったイタリアではなく両親の母国であるモロッコ代表を選択。モロッコのA代表最年少デビュー記録(16歳と363日)も保持している。
今夏ミランは大型補強を敢行。特に前線は現時点でも人員過多の状況となっており、人員整理の必要性に迫られていた。イタリアサッカー界で最大級のポテンシャルを備える神童とはいえ、出場機会を得ることは困難となっていた。アンダルシア地方を本拠地とするマラガに活躍の場を移し、その才能に磨きをかけることはできるだろうか。そして、サンシーロに戻ってくるのだろうか?
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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