絶対王者の挫折 ユーベ史上初の開幕2連敗に続き、独代表司令塔争奪戦も逆転負け

マルセイユからレミナ緊急獲得も念願果たせず

 一方で、光明もあった。フランスの強豪マルセイユから1993年生まれの若手MFマリオ・レミナの獲得で合意。150万ユーロ(約2億円)のレンタル料と、1000万ユーロ(約13億5000万円)の買い取り義務付きの期限付き移籍がまとまり、現地時間31日にメディカルチェックを受けるという。しかしながら、レミナはセンターハーフの選手。ユーベは、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が望む4-3-1-2システムではなく、トップ下不在の3-5-2システムで開幕2連敗を喫した。中盤の選手層こそ厚くなったが、この夏のテーマであった得点力と実績のあるトップ下を獲得するというミッションは果たせていない。
 いわば、夏休みの宿題を最終日まで残してしまった形のユベントス。チームのスローガンである「最後の最後まで」という言葉のとおり、移籍市場の最後にその答えを出すことはできるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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