イタリア代表監督がミラン復帰の問題児バロテッリのアズーリ復帰を歓迎

仮病疑惑などの過去を不問 コンテ監督「代表への扉は開いている」

  欧州各国で、今週末のリーグ戦を終えると来年の欧州選手権フランス大会へ向けた予選が行われる。9月3日にマルタ代表、6日にブルガリア代表と対戦するイタリア代表のアントニオ・コンテ監督が、メンバー発表を前にしてACミランに移籍したFWマリオ・バロテッリの将来的な代表復帰を歓迎している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
「バロテッリ? 他の選手と同じだよ。彼にもイタリア代表への扉は開いているし、それは彼に限ったことではない。代表チームのポストを得られるか、それは全てにおいてパフォーマンス次第だ。バロテッリがイタリアに戻ってきたことは、我々にとって刺激的なことだ。まあ知ってのとおり、コベルチャーノ(イタリア代表の練習施設)のドアは、回転ドアだ。誰かが入れば、誰かが出ていくようにできているんだがね」
 コンテ監督はこう語った。昨季のリバプール時代にバリテッリはイタリア代表合宿に参加時、体調不良を理由にコベルチャーノの合宿先から離脱。しかし、先発で試合に出られないと察知した故の仮病疑惑だったと、地元メディアにレポートされていた。そういった過去の問題行動や発言、リバプールで不遇だったことも含めて全てを不問とし、ピッチ上のプレーのみで判断すると指揮官は語り、懐の広さを示した。選手選考はあくまでも、パフォーマンス次第であると強調している。
 2012年の欧州選手権では、レギュラーとして準優勝に貢献したバロテッリだが、ミランで輝きを取り戻してイタリア代表の一員に戻ることはできるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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