ついにFIFAへ飛び火 モウリーニョと美人ドクターの問題が議論の対象に

広がり続ける波紋

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がプレミアリーグ開幕節のスウォンジー戦で、エバ・カルネイロ医師ら医療チームの対応を批判し、チームの帯同スタッフから除外した問題は、ついに国際サッカー連盟(FIFA)で扱われるまでに発展した。英「BBC」が報じている。
 FIFA医療委員会は、このカルネイロ医師の問題について、9月11日に会議を開くと発表。チームドクターとしてクラブをサポートする上でのより良い対応などについてが議論がなされる見通しだ。
 医療委員長のマイケル・ドーヘ氏は、モウリーニョとカルネイロ医師の間に起こったこの一件についてこう 語った。
「チームドクターにとってはとても難しい状況。この問題については、委員会のみなで話し合って、状況を見届けていく。必要であれば、チームドクターの助けとなるような声明を出すことになるだろう」
 
 プレミアリーグの開幕節チェルシー対スウォンジーの一戦。チェルシーがGKティボー・クルトワの退場で一人少ない状況で戦っていた試合終了間際、MFエデン・アザールが足を負傷してピッチに倒れこんだ。そしてカルネイロ医師らは、すぐさまピッチに駆け込んだ。チームドクターが選手の治療のためにピッチに入れば、選手は一度タッチラインの外に出なければならない。そのため、モウリーニョ監督はさらなる数的不利に陥ることになると医療チームに激怒。翌節からカルネイロ医 師を試合の帯同メンバーから外すという決断を下した。また、批判を受けたカルネイロ医師が試合後、この騒動についてソーシャルメディアに投稿したことも賛否両論を巻き起こし、波紋を広げた。
 FIFAにまで発展したこのカルネイロ騒動。一体どのような決着を見ることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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