スペイン勢を止めるのはどこだ!? 欧州ELグループステージ組み分けが決定
日本人選手所属クラブが4チーム出場
UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージの組み分け抽選会が28日に行われ、AからLグループまで12のグループが決定した。過去10シーズンのうち6シーズンで優勝するなど、スペイン勢が圧倒的な強さを見せている同大会だが、今回はその両雄であるアトレチコ・マドリードとセビージャがCL出場のため不在。ビジャレアルとアスレチック・ビルバオはスペイン勢の3連覇を目指す戦いになる。
その牙城を崩す存在として、まずは日本人選手所属クラブに期待したい。今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に2005-06シーズ以来、実に10シーズンぶりに日本人選手が本戦に出場しないことが濃厚となっているが、このELでは現在のところドルトムントの香川真司、バーゼルの柿谷曜一朗、シャルケの内田篤人、スポルティング・リスボンの田中順也の4選手が出場する見込みだ。
昨季の不振から立ち直り、開幕から好調を維持する香川所属のドルトムントはグループCに入り、PAOK(ギリシャ)、クラスノダール(ロシア)、ガバラ(アゼルバイジャン)との対戦が決定。強豪チームこそ不在だが、いずれのクラブもドイツから遠く、比較的長い距離の遠征が必要となる点が気掛かりだ。
昨季はCLを戦ったバーゼルはグループIでフィオレンティーナ(イタリア)と同組となった。昨季までバーゼルを指揮し、今季フィオレンティーナへと渡ったパウロ・ソウザ監督はいきなりの古巣対決となった。同監督の下では出場機会の少なかった柿谷は成長した姿を披露することはできるだろうか。決勝会場がバーゼルのホームスタジアムであるザンクト・ヤコブ・パルクであるだけに、快進撃に期待したいところだ。
また、スポルティングはスター選手が大量に流れ込むトルコの強豪ベジクタシュ、シャルケは昨季CLにも出場したアポエル(キプロス)らと同じグループとなっている。