生後10カ月の赤ちゃんにも入場料!? バルセロナの姿勢に物議
変わってしまったカタルーニャの雄
17日に行われたバルセロナとアスレチック・ビルバオのスペインスーパーカップ第二戦で、生後10カ月の幼児に対する入場料が請求されたと、地元メディアで報じられて物議を醸している。
地元紙「エル・ペリオディコ・デ・カタルーニャ」によると、バルセロナのサポーターのラソ・カステルサグエさんは6枚のチケットをインターネットで購入し、カンプ・ノウで行われた試合に5人の知人とともに観戦に向かった。カンプノウの入場ゲートではラソさんが腕に抱いていた生後10カ月の赤ちゃんの入場券がないとして、入場を断られたという。
スタジアムは満員で 他に空席はなかったにもかかわらず、係員は54ユーロ(7344円)の入場券を赤ちゃん用として購入することを求めた。そして、赤ちゃんは、最終的にラソさんの腕の中で観戦することになったというが、赤ちゃんにも入場料を求めるバルサ側の姿勢は大きな波紋を広げた。
地元紙「マルカ」は「試合に赤ちゃんを連れて行くのに54ユーロ徴収。バルサ、チケットがないともうろく状態」とリポートしている。バルセロナはかつてユニホームの胸スポンサーを入れないことをポリシーとしていたが、現在はカタール航空と契約。日本企業「楽天」と、新たな契約を結ぶ可能性も報じられている。そんな中、赤ちゃんからも入場料を徴収していたことが事実とすれば、拝金主義ぶりには批判が集まりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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