強まるベニテス監督への風当たり 「ここ10年最悪のゴール記録」と西紙が報道
過去10人の指揮官で最少のゴール数
レアル・マドリードのラファエル・ベニテス新監督がリーガ開幕第1節終了時点で早くもバッシングを受けている。スペイン地元紙「マルカ」が「ここ10年で最もゴールの少ない出だし。ベニテスが最悪のゴール記録」と見出しで特集している。
白い巨人は今季開幕戦で2部から昇格したスポルティング・ヒホンとスコアレスドローに終わった。ベニテス政権のプレシーズンを含む就任後9試合でのゴール数は11。過去のレアルの指揮官10人で最も少ないゴール数だという。
昨季限りで解任されたイタリア人の名将、カルロ・アンチェロッティ監督は27得点だった。現在チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ元監督も開幕戦こそ0-0のドロー発進だったが、26得点だった。現在マンチェスター・シティを率いるマヌエル・ペジェグリーニ元監督も26得点。ロシア代表を解任されたファビオ・カペッロ元監督は20得点と順調にゴールを重ねていた。
一方、2007年にチームを率いたベルント・シュスター元監督、04年途中に就任したマルシア・ガルシア・レモン元監督が13得点で、ベニテス監督で最も少ない数字となっている。
サポーターの過半数から支持を集めていたアンチェロッティ監督を解任してまで招聘したベニテス監督だが、就任前から期待値と下馬評は低かった。開幕の無得点発進で、指揮官に対する風当たりは一気に強まっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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