アンリ監督就任からいまだ勝利なし、20チーム中19位と苦戦　次節は本拠地PSG戦

　低迷するフランス1部ASモナコの新監督に就任した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、初陣となった10月20日の第10節ストラスブール戦（1-2）から4試合連続未勝利に陥っている。今季のモナコは、ここまでのリーグ戦で1勝4分7敗の勝ち点7で、20チーム中19位の降格圏に沈んでいる。

　現地時間3日に敵地で行われたリーグ・アン第12節ランス戦で0-1と敗戦。前半に先制点を許したモナコは、後半に退場者一人を出して数的不利に陥り敗れた。アンリ監督は試合後の記者会見で、チームは降格圏にいることを恐れていないとしたものの、低パフォーマンスを嘆いている。英サッカー専門サイト「フォー・フォー・トゥー」が伝えた。

　アンリ監督は、「降格圏にいることを、チームが恐れているとは思わない。だが今、我々が直面しているのはタフな状況で、精神的に厳しい」とコメント。「何度も言っているように、今後もまだシーズンは続くし、勝ち点を得られる機会はある。ただ我々と、対戦チームのギャップが大きいほど、スタートは難しくなるものだ」と話した。

　チームの現状については、「ここ1週間、トレーニングでは良かった。トレーニングは悪くなかったけど、トレーニングでの良い部分が試合に反映されていなかった。試合では対戦相手がいるからね。ランスはただ、我々よりも良かったんだ」と、練習の成果を発揮できなかったことに肩を落とした。

　11日の第13節では、本拠地で今季開幕12連勝の首位パリ・サンジェルマン（PSG）を迎え撃つ。モナコは好調のPSGに今季初めて土をつけ、アンリ新体制初勝利を挙げられるか。