開幕戦で完敗のミランが中盤再編へ 本田の定位置争いは激化か

実力者2人に期限付き移籍をオファー

 ACミランは、今季セリエA開幕戦で課題が浮上した中盤の補強に乗り出したようだ。レアル・マドリードの元U-23スペイン代表MFアシエル・イジャラメンディと、モナコのポルトガル代表MFジョアン・モウチーニョを期限付き移籍で獲得する可能性が浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」と、地元テレビ局「スカイ・イタリア」が報じている。
 開幕戦でフィオレンティーナ相手に0-2と完敗を喫した。ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、その試合後の記者会見で「中盤で負けた」と3度繰り返した。トップ下に入った日本代表FW本田圭佑と、3ボ ランチのパフォーマンスの悪さから、クラブは移籍市場閉幕寸前に中盤の補強へと動きだした。
 ミハイロビッチ監督は昨季まで指導した教え子のサンプドリアMFロベルト・ソリアーノ獲得をクラブに直訴。クラブ間交渉を進めていたが、移籍金で折り合いがつかず、交渉は難航していた。
 レアルで出場機会を失っているイジャラメンディは、2013年まで所属したレアル・ソシエダに完全移籍で復帰する可能性が高まっている。一方、モウチーニョはUEFAチャンピオンズリーグプレーオフでバレンシアに敗退したことで、新天地で新たな挑戦を選ぶ可能性があるとリポートされている。
 イジャラメンディは、13年夏にレアル・ソシエダからスペイン人選手として史上最高額で加入したゲームメーカー 。現在、ソシエダ、リバプール、ユベントスも獲得に乗り出していると報じられている。
 モウチーニョは中盤全域をこなせる万能型。いずれの実力者もミランは期限付き移籍で獲得に乗り出しているという。補強が実現すれば、ミランの中盤は大幅に強化される一方、本田にとってはポジションを争う強烈なライバルがまた加わることになる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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