ブンデスリーガでバイエルン相手に開始9秒弾 ブンデス最速ゴールタイ記録生まれる
昨季開幕戦のレバークーゼンFWベララビに並ぶ9秒ゴール
22日に行われたブンデスリーガ、バイエルン・ミュンヘン対ホッフェンハイム戦で2年連続となる新記録が生まれた。ホッフェンハイムのドイツ代表FWケビン・フォラントが試合開始わずか9秒で得点。ブンデスリーガ公式サイトによれば、昨季の開幕戦でレバークーゼンFWカリム・ベララビがドルトムントを相手に決めた電撃弾に並ぶ、リーグ史上最速タイ記録となった。
バイエルンはキックオフからボールを後ろへつなぎ、DFラインのダビド・アラバへ。アラバは中央のジェローム・ボアテングへとパスを送るが、このパスがわずかにずれると、猛然とプレスをかけていたドイツ代表FWフォラントの足元へ渡ってしまう。フォラントはこれをそのまま左足でシュート。慌てて飛び出したGKマヌエル・ノイアーの股間を抜けてゴールネットを揺らし、王者の出鼻をくじいた。
昨季開幕戦で新記録を達成したベララビはフォランドを祝福している。レバークーゼン所属のドイツ代表FWは「ケビンは僕のいい友人だよ。彼も9秒で得点し、同じ記録を持つことになって嬉しいよ」と、同胞の活躍を喜んだ。
2014年にドイツ代表デビューを果たしていた23歳のフォラントは今季開幕戦のレバークーゼン戦でブンデス通算100試合出場を果たしていたばかりだった。
試合は1-1の同点となった後半29分にホッヘンハイムが得たPKのチャンスをMFオイゲン・ポランスキが失敗。DFボアテングの退場で数的不利となっていたバイエルンだが、後半45分にFWロベルト・レバンドフスキが決勝点を決め、絶対王者が劇的な逆転勝利を飾っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images