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岡崎が明かす進化の秘密 プレミア初ゴールに集約された変化
「プレミアに来る前なら、トラップしていた」
レスター・シティのFW岡崎慎司が、プレミア初ゴール振り返り、自身の進化を口にした。クラブの公式サイトが伝えている。
今夏にマインツからレスターに加入すると、早くも新天地で存在感を放っている。15日に行われたプレミアリーグ第2節ウェストハム戦で開幕戦から2戦連続先発出場を果たし、前半27分に移籍後初ゴールを挙げた。チームも2-1の勝利を飾り、開幕2連勝を果たした。
侍ストライカーは、今季から新天地での挑戦に踏み切った。その舞台は、これまで日本人は活躍することが難しいといわれた世界最高峰のプレミアリーグ。その名をはせるべく、貪欲に、実直に自身の進化に挑み続けている。
それが集約されたのが、あのプレミア初ゴールだったという。岡崎はプレミア特有の激しい当たりと、スピード感に適応するため、自身のプレースタイルに変化を求めた。
「あのゴールに関して、プレミアリーグに来る前の自分なら、クロスボールをトラップしていた」
初得点を挙げた場面。岡崎のストライカーとしての血が騒いだ。左サイドからゴールに向かっていくクロスに対して走り込みながら右足のダイレクトボレーで合わせた。高度な技術が求められたシュートは相手GKに弾かれたものの、こぼれ球にすぐさま反応。頭で押し込み、電光石火の早業で歓喜の初得点を手にした。
「あの瞬間、自分の本能が教えてくれたんだ。『このレベルでは、素早くボールに反応しなければいけない』とね。そのチャンスを得て、ダイレクトでボレーを狙った」
日本代表通算得点は、釜本邦茂氏、三浦知良(横浜FC)に続く、歴代3位となる44ゴールを誇る。世界に挑み続ける日本が生んだ侍ストライカーは、サッカーの母国でさらなる研さんを積む。岡崎慎司の進化はまだまだ止まらない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images