開幕2戦勝ち星なしの王者チェルシー モウリーニョを苦しめる「Pの呪い」とは?

美人女医に対する苛烈な措置で炎上中のスペシャルワンに、新たな障害発覚

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、16日に行われたプレミアリーグのマンチェスター・シティ戦で0-3で完敗を喫した。この敗戦は第2節にして前年王者に土がついたというだけではなく、チェルシーと指揮官にとって嫌なデータが並んでいる。英地元紙「デイリー・メール」が特集としている。
 まず驚くべきは、シティ戦の敗戦がチェルシーにとって8月に行なわれたプレミアリーグの試合で初めての敗れた試合となった。8月は昨季王者にとってこれまで最高の月だった。過去28試合で23勝5分けと近年無敗を誇ってきたが、今季は開幕2戦を1分け1敗という低調な滑り出しに加え、久々の黒星を喫した。
 また、前年の王者が開幕2戦で1勝も挙げられなかったのは、2007-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッド以来、プレミア史上2度目だという。昨季は開幕4連勝、初黒星は第15節のニューカッスル戦と序盤からハイペースで勝ち点を重ねていた。とはいえ、当時のユナイテッドは連覇を達成。シーズンが始まったばかりのこの段階で、大きな心配をする必要はないのかもしれない。
 そして、この大敗により、スペシャル・ワンがいかにマンチェスター勢を相手に堅守を誇っていたのか、も浮き彫りとなっている。プレミアリーグにおいてモウリーニョ監督率いるチェルシーが、マンチェスターの両雄(ユナイテッド、シティ)を相手に2失点以上を許したのは、この試合が初めてだった。

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