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岡崎が新生レスターの象徴へ ハードワークと泥くさいゴールでチームをけん引
初ゴールも謙虚に「運が良かった」
レスターの日本代表FW岡崎慎司は、15日のプレミアリーグ第2節のウェストハム戦で先発出場してプレミア初ゴールを決めた。チームのオフィシャルサイト上で、その喜びを語っている。
「シンジ・オカザキ、レスターで最初のゴールになったけど、どんな気持ちですか?」と、問いかけられた岡崎は、たどたどしい英語ながらこう語った。
「そうですね。とてもうれしいです。ヴァーディが素晴らしいボールを僕に出してくれて、すごく運も良かった。最初のシュートは入らなかったけど、セカンドボールに走ってゴールできてとてもうれしい。 ラッキーでした」
前半27分、中盤で両チームが激しくボールを奪い合ったところから、左サイドでイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが抜け出すと、岡崎は手を挙げて存在をアピールしながら全力でゴール前に走り込んだ。ヴァーディが右足でフワリとしたボールを送ると、岡崎は走り込んだ勢いのままに右足でボレーシュート。これはGKの正面を突いたが、弾かれて浮き上がったボールに再度、岡崎のトレードマークである頭から飛び込んでダイビングヘッドでネットを揺らした。うれしい移籍後初ゴールとなった。
これで開幕2連勝を飾ったレスターは、暫定でプレミアリーグの首位に立った。試合後のクラウディオ・ラニエリ監督は記者会見で「シンジもヴァーディも素晴らしかった。そ して、11人全員がピッチですべてを出してくれた。それがうれしい。重要なのは6ポイントを取ったということだ。リーグ首位になったということではないよ」と上機嫌で語った。ラニエリ監督が重要視するハードワークと、チームプレーを体現している岡崎は、レスターの中心選手への道を歩みつつある。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images