ギグスの背負った「11」を受け継ぐ俊英 今季マンU残留を宣言
プレミア開幕戦で決勝弾
退団がうわさされていたマンチェスター・ユナイテッドのFWアドナン・ヤヌザイは、決勝弾を決めてヒーローとなったプレミアリーグ第2節のアストン・ビラ戦後に「チームに残る」と残留宣言をした。英放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
ヤヌザイは昨季2月以来の先発復帰を果たし、ゴールで応えてみせた。左サイドからMFフアン・マタが出したスルーパスをペナルティーエリア内左で受けたヤヌザイは、左足の深い切り返しでDFを置き去りにすると、利き足ではない右足でゴール隅にシュートを蹴りこんだ。これが決勝点となり、ユナイテッドは開幕2連勝を飾っている。
同じプレミアリーグのサンダーランドが興味を示すと伝えられる中、ヤヌザイはユナイテッドでの将来について尋ねられると、こう答えた。
「(移籍は)あくまでうわさだよ。僕はここにいられて幸せだし、居場所を得られるようここで戦うよ」
そう残留を宣言。昨季18試合でノーゴールに終わっていた20歳のレフティーが、赤い悪魔での再起を誓った。
プレミアリーグでの得点は、デビューシーズンとなった一昨季の2014年4月5日以来、およそ1年4カ月ぶりとなった。「スカイ」によれば、ビラ戦での得点は実に1196分続いていた無得点記録に終止符を打つ一撃となった。本人も、これまでの出場機会の少なさには不満を覚えているようだが、この試合を機にさらなる活躍を視野に入れた。
「(昨季から)あまり多くの試合に出ていられなかったから、コンディションもよくなかった。でも、自分の得点で勝利できてハッピーだ。もっと試合に出て得点を決めたいね」
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