アーセナルは、プレミアリーグ開幕戦でウェストハムに0-2で敗れた。巻き返しを期して、セビージャのポーランド代表MFグジェゴジュ・クリホビアクを移籍金2200万ポンド（42億円）で獲得する可能性が急浮上したと、英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。
　アーセン・ベンゲル監督は、11日に行われたUEFAスーパーカップのセビージャ対バルセロナ戦にスカウト陣を派遣。ストライカーと守備的ボランチが補強ポイントと言われるガナーズの狙いは、5-4でバルセロナが勝利した一戦でフル出場を果たしたクリホビアクだったという。
　アーセナルは1年半に渡り、リーガ最高クラスのボランチとも評されるクリホビアクに対して継続的に調査をしてきたという。現在のチームには昨季台頭したMFフランシス・コクラン以外にボール奪取能力に優れたディフェンシブな中盤のタレントは存在しない。今季チェルシーからチェコ代表GKペトル・ツェフを獲得したことが唯一の目立った補強となっているアーセナルは、セビージャとの間で設定されている移籍金42億円で中盤を強化する可能性が高まっている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images