UEFAスーパー杯でFK弾2発の離れ業にも謙虚なメッシ 「幸運だった」

セビージャ戦で5-4勝利 バルサが今季初タイトル
バルセロナFWリオネル・メッシはUEFAスーパーカップセビージャ戦でFKで2得点を決める活躍で5-4勝利と今季1冠に大きく貢献した。世界最高の名手は1試合2度の妙技にも「幸運だった」と謙虚に振り返っている。米ESPNが報じている。
昨季欧州チャンピオンズリーグを制覇したバルサとヨーロッパリーグ優勝のセビージャというスペイン勢対決となった一大決戦でメッシが魅せた。0-1で迎えた前半7分と前半15分に、背番号「10」は得意の左足を振り抜いた。ポルトガル代表GKベトの守るゴールを鮮やかに打ち破った。
「僕が点を取ったのは幸運だよ。チームが勝利して幸せだ。みんなからのサポートや(ファンの)温かい歓迎にも感謝している」
その後はお互いに得点を奪い合った末、延長後半に決めたスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスのゴールが決勝点となりバルセロナが5-4で勝利し、通算5度目の同杯優勝を達成した。今季初タイトルは2015年に入って4冠目。アルゼンチン代表ではW杯と南米選手権で続けて準決勝に終わったメッシもタイトルの重要性を痛感している。
「重要なのは勝利。そしてできるだけ多くのタイトルを獲得すること。今日勝つことは本当に重要だった。スーパーカップを取ったことで、良いスタートを切ることが出来る」
3冠達成後でプレッシャーも大きくなる今シーズンだが、大黒柱の活躍で幸先いいスタートを切った。今夏の優勝を逃した南米選手権チリ大会後にはメディアやファンからの批判で、アルゼンチン代表休止も囁かれているメッシ。それでもやはり、今季もサッカー界のスーパーエースはこの男で間違いなさそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images