レスター指揮官が岡崎を大絶賛 「本当にすばらしいプレーをした」

評価を高める侍ストライカー

 

 レスターのクラウディオ・ラニエリ監督が、プレミアリーグ開幕戦のサンダーランド戦にフル出場したFW岡崎慎司を改めて絶賛した。英地元紙「レスター・マーキュリー」が指揮官の言葉を伝えている。
 イングランドでの新たなスタートを切った日本代表FWの評価は右肩上がりで高まるばかりだ。サンダーランド戦では無得点に終わったが、ひたむきにゴールを目指し、労を惜しまずチームのためにピッチを駆け回った。その活躍ぶりに、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、今季の新戦力10傑として岡崎を選出したほどだ。
 ラニエリ監督も「非常に満足している。新しいチームに来て、最初のプレーというのは簡単なものじゃない」と、デビュー戦でインパクトを残した岡崎についてこのように語った。プレーシーズンマッチのバーミンガム戦で移籍後初ゴールを決めた際に「ゴールの匂いを嗅ぎ分けられる選手」と岡崎を評していたが、サンダーランド戦での印象的な活躍により、あらためて賛辞を送っている。
 さらに、チームメートとスムーズな連係を見せていた点にも納得の様子だ。イタリア人監督の言葉からは、岡崎への絶大な信頼がうかがえる。
「彼は(2トップを組んだFWジェイミー・)ヴァーディや中盤の選手とをつなぐ役割を果たしていた。そうした仕事を求めて起用したし、彼なら十分やれると思っていた。彼は本当にすばらしいプレーをしたよ」
 ラニエリ監督はチーム全体に、積極的なプレッシングを要求。豊富な運動量を誇る岡崎は攻撃のみならず、こうした守備面でも指揮官の戦術を確実に遂行してみせた。指揮官に名指しで評価を受けた侍ストライカーには、さらなる期待が懸かる。本人も次こそは、とゴールへの思いがより強くなっているはずだ。次節は、アウェーでウェストハムと対戦する。岡崎のシュートがネットを揺らす瞬間は訪れるだろうか。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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