開幕戦でモウリーニョが激高したチェルシーの美人女医に同情の声
勝利にこだわる指揮官の怒り
プレミア王者チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、2-2で終わった8日のプレミアリーグ開幕戦のスウォンジー戦で、後半アディショナルタイムに負傷したエースのMFエデン・アザールの救護を巡り、美人女性ドクターのエバ・カルネイロ医師を非難した。試合後のテレビインタビューで糾弾し、物議を醸したが、女医は世間から擁護の声に感謝の声明を発表している。
昨季王者の誇る美人女医は、プレミア開幕ウィークの主役となった。チェルシーは、守護神のベルギー代表GKティボ・クルトワが退場を言い渡されて数的不利に陥った。試合は2-2ドローで終わったが、試合終了直前にスペシャル・ワンは激高した。アザールが倒れた際、カルネイロ医師らメディカルスタッフは救護のためにフィールドに走り込んだ。その様子を見たモウリーニョ監督は激怒。ジャンプしながら、大きな身ぶりとともにメディカル班を怒鳴りつけた。
「私のメディカルスタッフには不満がある。衝動的でナイーブだった。用具係だろうが、ドクターだろうか、ベンチの秘書役だろうが、フットボールというものを理解しなければいけない。すでに1人少ない状態で選手の救護に行く場合、その選手は重要な問題を抱えている場合に限る。エデンは重傷ではなかった。彼は打撲で疲れていたんだ」
指揮官は、そう厳しく糾弾していた。カルネイロ医師のフィールド上への介入により、アザールはピッチ外での治療を受けることを余儀なくされる。王者は昨年のリーグMVPの治療が終わるまで、さらなる数的不利に直面した。指揮官の怒りも理解できるが、女医は舌鋒(ぜっぽう)鋭いスペシャル・ワンから公に叱責(しっせき)された。ただし、彼女も昨季相手DFの危険なファウルを受け続けたアザールの健康のケアを全うしようとした行為だったため、同情と擁護の声が集まっていた。