敗戦のベンゲル監督 厳しい船出に「我々の浅はかさが原因」

まさかの黒星スタート

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、9日に行われたプレミアリーグ開幕戦でウェストハムに0-2とまさかの敗戦を喫し、クラブの公式サイトで悔しさを口にしている。
 今季のガナーズ(アーセナルの愛称)は、シーズンの開幕を告げるコミュニティー・シールドでチェルシーを破るなど、例年にも増して前評判が高かった。だが、予期せぬ黒星スタートとなった。
「攻守において、我々は説得力に欠けた。ウェストハムの方が良い準備をできていた」
 ベンゲル監督は、試合をそう振り返った。敗戦の要因は、本来の力を出し切れなかったことだったという。
「最大の要因は、我々の浅はかさにある。我々には経験のある守備陣と守護神がいる。我々が簡単にゴールを与えてしまうということは、自分たちに非があることを意味する。我々は、ぎこちなく、シャープさもなく、積極性もなかった。スピードもなかったね」
 今季新加入した期待のGKペトル・チェフも2失点し、ほろ苦いデビュー戦となった。12年ぶりのリーグ制覇を目指すガナーズだが、船出から荒波にもまれることとなったようだ。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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