モウリーニョが美人チームドクターを一喝 「フットボールを理解しないと」
アザールへの対応に激怒
プレミア王者チェルシーは8日、プレミアリーグ開幕戦のスウォンジー戦で数的不利に陥りながら2-2ドローをもぎ取った。だが、ジョゼ・モウリーニョ監督は、後半アディショナルタイムに負傷したエースのMFエデン・アザールの救護を巡り、美人女性ドクターのエバ・カルネイロ医師の判断に怒りをあらわにした。試合後、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で語った。
王者は苦しい船出を乗り越えた。後半10分、守護神のベルギー代表GKティボ・クルトワが相手FWゴミスへのファウルでPKを献上。そして、退場を言い渡されて数的不利に陥った。
ゴミスがこの同点弾を決め、試合は2-2で終わったが、試合終了直前にスペシャル・ワンは激高した。アザールが倒れた際、カルネイロ医師らメディカルスタッフはフィールドに走り込んだ。その様子を見たモウリーニョ監督は激怒。大きな身ぶりとともにメディカル班を怒鳴りつけた。
「私のメディカルスタッフには不満がある。衝動的でナイーブだった。用具係だろうが、ドクターだろうか、ベンチの秘書役だろうが、フットボールというものを理解しなければいけない。すでに1人少ない状態で選手のアシストに行く場合、その選手は重要な問題を抱えている場合に限る。エデンは重傷ではなかった。彼は打撲で疲れていたんだ」
指揮官は、そう振り返った。カルネイロ医師のフィールド上への介入により、アザールはピッチ外での治療を受けることを余儀なくされる。王者は昨年のリーグMVPの治療が終わるまで、さらなる数的不利に直面することになる。
試合はドローで終わったが、スペシャルワンは美人で有名なチームドクターに対しても厳しい態度を貫き、試合局面に応じた対応を学ぶことを求めていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images