レスター岡崎が開幕戦勝利に貢献 新指揮官の戦術を完遂

ラニエリ戦術の旗頭に

 日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターは8日、プレミアリーグ開幕戦のサンダーランド戦で4-2と勝利を挙げた。岡崎も移籍後初先発フル出場を果たし、チームの白星発進に貢献した。
 地元紙「レスター・マーキュリー」によると、クラウディオ・ラニエリ新監督は「いいスタートを切ることは重要だった。昨シーズンの終了時と、同じレベルで今季開幕を迎えることが大事だった。パフォーマンスは際立っていた」とチームを絶賛している。
 地元メディアにFWの控えと予想されていた岡崎だが、この日は先発フル出場。圧倒的な運動量でチームの勝利に貢献している。ラニエリ監督も、この侍ストライカーが必要な理由についてこう語っている。
「試合開始最初から私の選手にはプレスを掛けることを要求した。相手に思考の時間を与えてはいけない、とね。私はとても喜んでいる。我々のファンの前でいいスタートを切ることが大事だった。ファンタスティックだ」
 イタリア人指揮官は、90分間絶え間ないプレッシングを選手に命じている。その戦術を遂行するため、時には最終ラインまで戻って守備でも貢献する岡崎の重要度は高まっている。
 今季開幕前に解任されたナイジェル・ピアソン前監督のリクエストで加入した岡崎。当初は、ラニエリ政権下での起用法に不安が集まっていたが、決定力と運動量、さらに献身性を武器とする岡崎はラニエリ式プレッシング戦術の旗頭となれるかもしれない。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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