長友移籍先候補のガラタサライ会長があらためて明言「メロの代わりはメデル」
長友の新天地は…
インテルと、トルコの強豪ガラタサライは、ブラジル代表MFフェリペ・メロの移籍をめぐって駆け引きを続けている。ガラタサライのドゥルスン・オズベク会長は、トルコメディアからのインタビューに応じ、あらためてメロの代替要員としてインテルのチリ代表MFガリー・メデルを要求している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えた。
オズベク会長は「メロの移籍は現段階で何も決まっていない」と交渉が進展していないことを明言。そして、メロに対しては移籍問題を考慮するために数日間の猶予を与えているという。そして、「我々は状況を議論している。我々が考 えるのは、私たちのチームをレベルの高い選手によって強化することだ」と語り、あくまでもチーム強化が移籍交渉の前提にあることを語っている。
そして、「メロがインテルに行くのであれば、インテルは我々にメデルを差し出さなければいけない」と、あくまでも代替要員としてふさわしいのはメデルであると語っている。
ガラタサライとインテルの間では、メロと日本代表DF長友佑都のトレードがうわさされてきた。しかし、ここにきてガラタサライが代替要員としてメデルを求める動きを強めていることで、長友の移籍問題も暗礁に乗り上げている。インテルのマンチーニ監督は「長友は売却可能」と明言し、事実上の構想外を明らかにしている。各地ではプレシーズンマッチや欧州カップ戦 本戦へ向けた予選の戦いも本格化し、移籍市場が開いている状況の中でも実質的にシーズンはスタートしている。
まだ時間に猶予があるとはいえ、新天地を求める場合にはレギュラー争いに勝たなくてはいけない。長友が本格的にシーズンを戦い始めるためには、この交渉が早期に決着するかどうかが大きな影響を与えそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images