神童ムバッペ、W杯優勝経験DF撃破の“ノールック股抜き”にファン脱帽 「最強すぎる」

フランス代表のFWキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
フランス代表のFWキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】

ネーションズリーグ・ドイツ戦で長身DFフンメルスを鮮やかなバックヒールで置き去り

 今年のロシア・ワールドカップ優勝国のフランスは現地時間6日にドイツと対戦し、UEFAネーションズリーグは0-0のスコアレスドロー発進となった。そんななか、先発出場した19歳のFWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)が圧巻の個人技で観衆を魅了。「最強すぎる」「相手を困惑させる天才」と称賛の嵐となっている。

 10番を背負って出場したロシアW杯では、決勝トーナメント1回戦でFWリオネル・メッシ(バルセロナ)率いる強豪アルゼンチンから2ゴールを奪うなど、全7試合に出場して4得点をマーク。20年ぶりとなる世界一の原動力となり、大会ヤングプレーヤー賞に輝いた。

 ロシアW杯後初の代表戦となったドイツ戦は、右サイドで先発出場。猛威を振るったのはカウンターを発動した場面だった。フランスは自陣でボールを奪い、MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)が素早く縦パス。トラップの体勢に入ったムバッペに対し、ドイツ代表DFマッツ・フンメルス(バイエルン)が背後から猛然とプレッシャーをかけるが、19歳の神童は相手を見ることなくヒールでボールをチップ。軌道を変えて身長191センチの長身マーカーの股下を抜いて見せた。

 2014年のブラジルW杯優勝に貢献した経験豊富なフンメルスをいとも簡単に抜き去るプレーに、フランスサッカー連盟公式インスタグラムは「彼は一人通過!」と動画を公開。すると、美技を目の当たりにしたファンから1800件近いコメントが寄せられた。

「この青年は最強すぎる」
「相手を困惑させる天才」
「フンメルス、何も恥じることはない」
「聖なる炎」
「足首の動きが素晴らしい」
「最強ドリブラーはロナウジーニョだが、負けてはいない」

 スピードやフィニッシュはもちろん、卓越したテクニックを見せるムバッペの無限の可能性に多くの人々は舌を巻いていた。

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