ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は、クラブの持ち株会社の株式48パーセントをタイの富豪ビー・テチャウボン氏に売却。5億ユーロという売却益を武器に、パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ獲得に向けてラストスパートを切ると、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。 ミランの副会長に就任するタイ人は、一週間以内にPSGのアル・カリファ会長と会談する予定だという。ベルルスコーニ会長が獲得に執念を燃やすカリスマの譲渡を求めるという。記事ではイブラヒモビッチの家族は、ミラン中心街での生活を 望んでいるとも報じている。スーパースター不在のミランは2シーズン連続で欧州のカップ戦出場権を失っているが、イブラヒモビッチ獲得に全身全霊を注ぎ、名門復活の足がかりにするつもりだ。 イブラ獲得交渉に成功した際には、日本代表FW本田圭佑の立場は危うくなる可能性が高い。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images