プレミア名物の舌戦で幕開け モウリーニョが「彼らは哲学を置いてきた」

アーセナルに敗戦

 ジョゼ・モウリーニョ監督は、敗戦にも至って冷静だった。チェルシーは、シーズンの幕開けを告げるコミュニティー・シールドでアーセナルに0-1で敗れた。だが、モウリーニョ監督も試合後には「これがフットボール。我々はよく組織されていた。彼らにおめでとうと言いたい」と、対戦相手をたたえた。それでも、「彼らは哲学をドレッシングルームに置いてきた」と、けん制する一幕もあった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が指揮官のコメントを伝えている。
 毎年、前年のリーグチャンピオンシップとFAカップ王者が戦うこのコミュニティーシールドは、2年連続で アーセナルが制している。決勝点は、アーセナルのイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンが決めた。FAカップを2連覇していた“ガナーズ”が昨季2冠のチェルシーに勝利。14度目の対戦で初めてアーセン・ベンゲル監督に土をつけられたモウリーニョ監督は、皮肉を込めながらこう試合を振り返った。
 
「あるチーム(アーセナル)は、いいカウンターサッカーをしていた。そして、もう一方のチーム(チェルシー)は主導権を握っていたが、ボールに対してもっとアグレッシブに行く鋭さを欠いていた。戦術的にはできる限りのことにトライしていたけどね。彼らは、いい守備をしていたが、哲学をドレッシングルームに置きっぱなしにし、試合に臨む姿勢を変えてきた。後半には 9人の選手が自陣エリアの前まで下がっていた。彼らは失点せず、1得点で勝利した。彼らは勝利に値したと思うよ」

 

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