ローマに待望のストライカー上陸へ ボスニア代表と個人合意

ジェコの新天地が決定か

 ローマに待望のストライカーがやって来そうだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、マンチェスター・シティのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが、セリエAのローマへの移籍で個人合意に達したと報じている。
 
 クラブ間交渉は、いまだ完了していない。だが、マヌエル・ペジェグリーニ監督はジェコのマンチェスターでの将来については不透明だと認める発言をしており、移籍は確実視されていた。
 
 29歳のストライカーは、リーグ制覇を成し遂げた2013-14シーズンには31試合に出場して16得点を挙げるなど、チームの中心選手として活躍。しかし、昨季 は22試合出場4得点と、出番に恵まれなかった。
 ドイツ時代にボルフスブルクをブンデスリーガの頂点に導いた。シティでも2度のプレミア制覇を成し遂げている長身ストライカーは、自身4カ国目となるイタリアへの移籍が近づいている。アーセナルからGKヴォイチェフ・シュチェスニーを期限付き移籍で獲得しているローマは、この夏イングランドから2人目の補強が目前となった。
 ローマのセンタフォワードは、38歳のフランチェスコ・トッティに頼らざるを得ない状況が続いている。元イタリア代表マッティア・デストロはフィオレンティーナ移籍がうわさされている。今年1月にCSKAモスクワから加入したばかりのコートジボワール代表セイドゥ・ドゥンビアもチームになじむことができず、ロシア復 帰が取り沙汰されている。ジェコの加入で、トッティに掛かる負担を大きく減らす効果も期待される。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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